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茨城県に空港ができるといいます。開港まであと5カ月弱なのだそうですが、今の時点で定期便はたったの一つ、韓国のアシアナ航空の一路線しか決まっていません。
国内線が一つも決まっていないという時点で、話になっていないような気がするのですが、どうして茨城県に空港を建設したのか、理解に苦しみます。
まさか、東北新幹線が開業してから東京・仙台便などの航空路線がなくなったことを知らない訳がないでしょう。茨城県には新幹線の駅がないのですが、東京へ行くというのであれば常磐線の特急がありますし、そもそも東京からそれほど離れていません。この点では静岡空港と同じです。
茨城空港に羽田空港からの定期便を飛ばすことは無理でしょう。離陸したと思った瞬間に着陸態勢に入ることになるからです。東京から名古屋まで、あるいは名古屋から大阪までの航空便がないことを考えればすぐにわかります(名古屋から大阪までは新幹線か近鉄特急で十分な距離です)。或る意味で一番の利用客を見込める航空路線を設けることができないのです。あとは札幌便、大阪便、福岡便のいずれかということになりますが、どれも定期便として決まっていないというのです。
しかも、茨城空港は小美玉市にあります(百里基地と同居するような形になります)から、東京からですと水戸市よりも手前にあります。土浦市や取手市からも離れています。さらに悪いことに、既に鹿島鉄道が廃止されていることもあって、アクセスが悪いようです。これで利用客を見込めるのでしょうか。
全国に100か所ほどある空港ですが、ほとんどが赤字です。それは当然でしょう。
大分空港もそうですが、鉄道などへのアクセスが悪いか皆無というところが少なくありません。私が利用したことのある中では山口宇部空港もそうです。すぐそばを宇部線が通っていますが、全く連絡態勢ができていませんので、バスかタクシーしかありません。これでは空港を利用することが敬遠されます。
また、一日数便しか発着しない空港も少なくありません。能登空港や佐賀空港が代表的ですが、これではローカル線の無人駅と大差がありませんし、お金がかかっているだけ無人駅より悪いといえます。
どこで読んだのかは覚えていませんが、開港してから数年しかたっていない神戸空港について、もう廃止の提案がなされています。大阪空港、関西国際空港、神戸空港と3つも必要はないということです。
羽田空港も、福岡空港ほどアクセスがよくありませんし、飛行機の場合は駆け込み乗車ができないようになっていますから、手続などを考えると意外に時間がかかりますから、それなりの距離のある路線でないと利用客を見込めません。私自身、川崎や東京から京阪神地区へ行くのであれば新幹線を利用します。そのほうが、乗り換えなどを考えると便利であるからです。
あちらこちらに赤字の空港ができるというのは、国鉄赤字ローカル線と似たような話になっています。形を変えながらも、同じようなことを繰り返している訳です。
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